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こんばんは。この4月に校長として赴任した加藤です。
皆さんにする初めてのお話は、「TPO」についてです。
「TPO」? 聞いたことがない、TPP、あるいはPPAPなら知っているという人もいるのかもしれませんが、私たちの世代では、誰もが知っている有名な言葉です。
さて、この「TPO」という言葉の使い方ですが、例えば、「お葬式ではTPOをわきまえよう」という場合は、「TPO」に配慮した服装、つまり、黒い服を着る、陽気な態度ではいけないなどということになります。
また、ファミレスや、電車・バスなどの公共の場では電話はしないということが、言わずと知れたマナーで、映画館や、病院、電車やバスなどで、携帯電話の着信音が鳴ったり、会話をしたりすることはその場にいる人に対してとても迷惑になります。
電車に乗ると「マナーモードに設定の上、通話はご遠慮ください」という放送がありますが、これは「車内ではTPOに配慮した行動をお願いします。」と言っていることになります。高校生の立場で言えば、まじめな話をしているときにふざけた態度を取ったり、授業中、突然大声を出したり、遅刻をしてきたのに、申し訳なさそうな態度ではなく、堂々と教室の前のドアから入ったりするのは、まさにTPOのない行動と言えるでしょう。
皆さんは今、制服ではなく私服を着ていますが、例えばこうした集会の時、謹慎の申し渡しの時、会社見学に行く時、アルバイトの面接を受ける時など、それぞれの場にあった服装をすること、その場その場のTPOを意識していくことがとても大事です。
TPOは服装だけではありません。言葉遣いも大切です。
友達と話をする調子で、大人、先生方と話をするのはいただけません。最近、テレビで年上の人に対してタメ口で話をするのを売りにしている芸能人がいますが、それはテレビの中だけで、日常社会では「TPO」をわきまえていない、ありえないことと言えます。
また、謹慎の申し渡しの時や、先生から注意をされている時など、真面目な顔をしなければいけないときに、ニヤッとしてしまったり、微笑んでしまう(スマイル)のも「TPO」をわきまえていないということで、ひんしゅくをかったり、相手に不快感を与えたりすることになります。
このように、「TPO」を逸脱したファッションや振る舞い、言動をしてしまうと、皆さん自身の信頼を落とすことにつながりかねません。皆さんには、常に「TPO」をわきまえた行動を意識して欲しいと思います。