6月14日(水)薬物乱用防止教室が行われました
熊谷市薬剤師会・坂田薬局より
薬物乱用防止指導員の坂田浩一様を講師に迎えて
「薬物乱用防止教室」が行われました。
講演では、
最初に薬剤師の仕事の内容の紹介があり、
薬の調剤だけでなく、
教室の環境やPM2.5の検査等、
身近なところでお世話になっていることがわかりました。
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要旨)
最近は、「大麻」の乱用が多く、
30歳未満が7割、そのうち8割が初犯で、
埼玉県内でも検挙者数は100名を超える。
薬物乱用の入口は、
①タバコ
②アルコール
③有機溶剤(の乱用)
等で、身近にあるものばかりなので十分気を気を付ける必要がある。
また、「薬物乱用は病気であるが、それを直す薬はない。」
薬物乱用の結果、
犯罪に巻き込まれるのではなく、
犯罪者になってしまい失うものが多いこと、
依存性がありやめられなくなることも特徴である。
気分を変えるような薬物は脳の正常な働きを阻害し、
薬物の効果が切れると、繰り返し使うようになる。
その結果、
関係のない人を傷つけ、
薬物のためなら、強盗・犯罪・事件・事故を起こすこともある。
薬物は、名前を変えて近づいてくるので、
だまされない知識が必要である。
また、薬物の誘惑は、子ども・おとな、年齢に関係ない。
好奇心を刺激し、
お金のため、気分を変えるために誤った判断をしてしまうようになる。
途中、
植物学者の牧野富太郎博士を描いた
NHKのテレビ小説「らんまん」の話題から、
漢方薬としてのドクダミやスイカの話、
「薬」という漢字のなりたちと薬のはじまりの話、
大脳・小脳・脳幹のはたらきのクイズや
「薬物のはなし」<https://www.dapc.or.jp/order/products/detail/100>
のビデオ視聴もありました。
繰り返す薬物依存は、やめられなくなり、
家族や大切な人よりも薬物を優先してしまうようになる。
「依存」は、
薬だけでなく、タバコ(ニコチン中毒)やゲームなど、
生活の中にもたくさんある。
脳が壊れたら治すことはできず、
普通の病院では対応できない。
たとえ、やめられたとしても、
昔の状態に戻ってしまう場合が多い(フラッシュバック)。
「誘われて」はじめることが多く、心のスキに入ってくるので、
自分を守る方法としては、まずは危険な場所に近づかないことが重要である。
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