2024年12月の記事一覧
12月24日(火)終業式が行われました
長い2学期も本日で終了となります。
4年生は1月末の試験など、あとわずかとなりました。
視聴覚室に定時制の生徒全員が集まり、その中で
つぎの生徒が校長先生より賞状が渡されました。
皆勤賞 3名(2年1名、3年2名)
成績優良 16名(1年4名、2年5名、4年4名、4年3名)
第57回埼玉県高等学校定時制通信制生活体験発表会に3年生が出場し、
優秀賞に選ばれました 2年 女子
陸上部 令和6年度埼玉県民総合スポーツ大会
高等学校定時制通信制の部(陸上競技)に
3年 男子1名が2種目出場しました
出場種目と成績
男子5000m 2位
男子1500m 3位
教頭先生からの開式の言葉につづき
校長先生より講話がありました。
要旨
初詣に参拝して、参拝のお作法を間違えても
神様は怒らないと思いますが、
神様にお願いだけするのはどうかなと思います。
自分で頑張る気のない人の面倒までは見られないのではないかと思います。
自分で頑張る人のことはきっと、見守ってくれると思います。
お願いをするのでなく、
誓いを立ててから、
それを実現するために頑張って欲しいと思います。
日本の神様は誓いを立てて、
それを見守ってもらう相手です。
そして、
次の年には、誓いを達成しましたと
報告できるように頑張って欲しと思います。
良い年を迎えてください。
校歌を斉唱して、閉式の言葉で終業式が終了しました。
その後、生徒指導部より冬休みを前につぎのようなお話しがありました。
要旨
年末年始は情報に関わる時間も多くなるので
ダマされないように
闇バイトなど自分が大丈夫だと思っても気をつけて欲しい
自分から発信する情報にも注意が必要
交通量も多くなり、連動して事故も多くなる
予期しないところで事故を起こしたりする
被害者にも加害者にもなって欲しくありません
昼夜逆転、生活が乱れないよう生活してください
午後11時以降の外出は補導の対象となります
欠点や遅刻・欠席の多い生徒は
2学期を振り返って改善してください
体調管理も忘れずに
学校への連絡について
何かあった際には冬休み期間中であっても必ず学校に連絡をください。
連 絡 先 : 048-521-1084(定時制直通)
対応時間 : 9:30~18:00
12/28~1/5は 各学年のGoogle classroom へ
詳しくは印刷物が配布されています。
教室に戻り、担任の先生から通知表を手渡され、放課となりました。
新学期は1月8日(水)17時30分より視聴覚室で始業式が行われます。
12月23日(月)SST(Social Skills Training)が行われました
今回のソーシャル スキル トレーニング(Social Skills Training)は
東京新聞 新聞活用教育担当編集委員の 東松充憲 様 を講師にお招きし、
確かな情報の見極め方のポイントについて、
動画とスライドを見ながら、お話しいただきました。
要旨
中高年の闇バイトが増えている。
中高年は社会経験が豊富で犯人からみると使いやすい。
派遣先を切られた女性がSNSで情報を調べたところ
条件が良すぎるのでやめた
その後、
スマホの広告には闇バイトの求人だらけになった
一回検索すると同じような情報が届くようになる
覚えたい言葉
アルゴリズム 儲けるためのしくみ
使う人が好きな情報を選んで送りつけてくる
フィルターバブル 自分の好きな情報ばかりが送られてくる
片寄った情報に包まれて判断できなくなる
エコーチェンバー SNSで自分と同じ意見ばかり表示されて
自分が正しいと思い込んでしまう
普通のひとが情報をシェアして
善意が世の中を混乱させることもある
関東大地震のときの流言飛語による悲惨な事件
最近でも地震で危険が迫っているような映像
フェイクニュースを見抜く方法
情報の発信元はどこか
言っていることに責任を取れるのか
たくさん出てくる情報に疑う目を持つ
AIによる加工技術によりフェイク画像や
死んだひとの動画、選挙の時のAI動画
ユーチューブで複数の人格を表現する など問題になっている
善意にフェイクが絡むのがこれからの社会
自分がだます側になることはないのか
生成AIの出現でリスクがさらに高まった
生成AIはたくさんあるものを答えとして出してくる
どうしたらよいか
1 鵜呑みにしない
新聞は間違えたら訂正記事を載せる
2 世の中のことは黒か白で決めつけない
絶対はない
3 視野を広げて、比べて考える
新聞では「ウラをとる」という
新聞の話題
たくさんの新聞社がある
新聞は大切なことを大きく載せる
では、なぜ大切なことを伝えるのか
社会から 不幸をなくし、幸福を多くする
新聞はたくさんのひとが関わってつくられる
チームワーク
制作した記事に誤りがないかを校閲する
「間違えているだろう」という前提で校閲する
チームワークといっても普通のチームワークではない
メディアとは、「情報」の受け渡しをする。
ひととひとを情報でつなぐもの
信頼感 思いやり やさしさ
最後に質疑応答と
生徒会副会長によるお礼のことば で閉会となりました。
12月20日(金)球技大会が行われました
この日は、気温も低く「すごく寒いね」とことばが交わされるほどでした。
そんな中、予定どおり、生徒会行事は球技大会が行われ、
バドミントン大会(男女)、
ボッチャ(男女混合)、
フリースロー対決(男女混合)の種目で競い合いました。
定刻に開会が生徒会副会長より宣言されました。
教頭先生からのあいさつ、生徒会長からのことばのあと、
1年生の体育委員の掛け声で準備体操が行われました。
諸注意が生徒会顧問から行われ、ゲームが始まりました。
バドミントンは体育館フロアーで、
ボッチャは卓球場を会場に、
熱も入り、次第に寒さを忘れるほどの熱戦が繰り広げられました。
その後、一同がフロアーに集合し、
学年で選抜された選手によるフリースロー対決が行われました。
閉会式では、行事実行委員より結果発表を行いました。
成績はつぎの通りです。
バドミントン大会
男子 1位 2年生
2位 4年生
敢闘賞 4年生
女子 1位 1年生
2位 3年生
敢闘賞 3年生
ボッチャ(男女・学年混合)
1位 1・3年生ペア
2位 2年生ペア
敢闘賞 1年生女子
4年生男子
フリースロー対決(男女混合)
1位 2年生
2位 3年生
表彰式では、教頭先生より賞状と記念品が渡され
生徒たちは笑顔で受け取っていました。
その後、
教頭先生より閉会のあいさつ、
生徒会長からのことば、
生徒会副会長より閉会が宣言され、大きな怪我もなく
無事、終了となりました。
12月19日(木)「森 圭一郎 トークと歌」の芸術鑑賞会
今年の芸術鑑賞会は プロのシンガーソングライターであると同時に
本校定時制OBでもある「森圭一郎」氏
(以下 「森さん」「森圭一郎」とよばせていただきます)
をお迎えして 本校の記念館で行われました
拍手の中 森さんが入場し 教頭先生より森さんの紹介がありました
妻沼小 三尻小の開校150周年記念ソングも制作したそうです
いよいよ森圭一郎のトークと歌による芸術鑑賞がはじまりました
11年振りの熊谷高校でのライブだそうです
巧みな話術に生徒も職員も聞きいる様子が伝わりました
16歳でバイクの事故に遭い
定時制高校で
「リハビリにいいんじゃない?」
と勧められてギター部に入部
その後
プロになろうと東京でボイストレーニングを始めました
5年間 NHKの「ストレッチマン」にも出演したそうです!
<参考資料 車椅子のシンガーソングライターが 日本縦断の旅に出発!実はストレッチマンパープルだった >
「学食を食べた 山賊焼きおいしかったな
100円でコーヒーを飲んだ 安い!」
など話を挟みながら 色々なところで ライブをやっている
熊本高校は熊高 熊本工業は熊工と言われている
同じ 一緒 なんていうトークも
あの頃の自分
ぶきような彼女
めぬま
思春期の頃のはなし
反抗期の全日高校と定時制高校のちがい
事故で手術し 歩けなくなった 何もできない
看護師さんが泣いてくれて救われた
もし みんなの中で 夢で
ひとに寄り添う仕事につくなら
同じ気持ちになれる人になって欲しい
彼女との別れを経て その後、偶然に子連れの彼女に出会う
彼女との約束
そろそろクリスマス
クリボッチなんてことばもある
俺がサンタになってやる!
ハッピークリスマス
あるがままに
最後の曲 音で感じてもらえたら それぞれに感じてもらったら
うまくやろうと思っても失敗するし
失敗してもいいじゃない
世の中の空気 できごとが語られ
おかえり
終了後
生徒会長よりお礼のことばと
副会長より贈り物が渡されました
最後にサプライズで 私たちからも歌を送りました
森さんに
気持ちを込めて生徒・職員で
「 熊谷高校の校歌」を歌い 記念写真を撮影しました
とっても喜んでくれました
森圭一郎氏については
1)HP https://www.keiichiromori.net/
2)「森圭一郎 うたで走り抜く(少年画報社刊)」もご覧ください
12月18日(水) 「血液に関する出前授業」が行われました
保健・給食行事として、「血液に関する出前授業」を実施しました。
講師は埼玉県赤十字血液センター顧問の溝口秀明先生です。
先生の自己紹介と専門の血液分野、
血液の病気と闘った水泳選手のお話しから始まりました。
講義は資料に沿って進められました。
1 血液とは
2 血液の病気
貧血
・治りやすい貧血
・治り難い貧血
3 献血と貧血
最初に、血液についての説明がありました。
血液の元になるのは骨髄でつくられる幹細胞である。
臍帯(さいたい)血には幹細胞がたくさん含まれるので、
「提供の依頼のあった時は協力してください。」
とお願いがありました。
この幹細胞からホルモンによって3種類の血球がつくられる。
現在では薬によって血球がつくられるようになった。
科学の進歩です。
血液の病気では
まず、「貧血」について説明がありました。
鉄欠乏性貧血の原因、症状(①舌炎 ②さじ状爪 ③異食症など)と
治療方法-鉄剤の服用や食事、特に肉からの摂取が効率がよい-
という説明がありました。
次に、「白血病」について説明がありました。
原因は①放射線 ②ウィルス感染 ③薬剤・薬物
治療は難しい病気だが、子どもの場合はほとんどの方が治る。
その治療方法の解説もありました。
輸血も治療法のひとつで、
輸血の歴史、目的、どんなところに気をつけて輸血しているか
が説明されました。
輸血に使う血液は献血でまかなわれます。
全血献血のできる人(16歳~69歳)
16歳 男性・女性 200ml
17歳 女性 200ml
17歳 男性 400ml
18歳 男性・女性 400ml
成分献血(18歳~69歳 ※65歳~69歳は条件あり)
18歳以上 献血ルームのみ
献血後に気分が悪くなる人がいますが、
①献血前に300mlの水分をとり、②献血後に30分休むことで対処できる。
もし、気分が悪くなったらすぐにしゃがむことが大切。
若年者、特に高校生で献血してくれる人が増えるようにお願いします。
コロナ感染症が流行する前までは、埼玉県の高校生の献血は全国第1位でした。
ところが、流行中は献血が控えられてしまいましたが、
昨年度、第2位に復活しました。
講演の最後に溝口先生の最初の献血のエピソードと
おまけのお話しがありました。
生徒会副会長より講師の溝口先生へ感謝のことばが述べられした。
イラストは、「けんけつちゃん(埼玉県)」
埼玉県赤十字血液センター(公式) (@saitamakenketsu) / X より引用
12月12日(水)「年金推進セミナー」が行われました
「これからの社会を担う高校生などの若い世代に対する
公的年金制度の役割や必要性を正しく理解し、
公的年金制度への加入義務の意識の醸成を図る。」
ことを目的として、
講師に熊谷年金事務所から青木様、吉田様、金森様をお迎えして
「年金セミナー」が行われました。
演題は 「知っておきたい年金のはなし」です。
公的年金制度とは
公的年金制度は、社会保障制度のひとつで、
自動車の保険の「保険料納付と保険給付」を例に説明されました。
公的年金制度は、
みんなで支え合うシステムで
世代と世代が支え合うことで維持されていること。
公的年金制度は、
「国民年金」と「厚生年金」の2階建て構造をしていること。
給付は、
老齢年金と障害年金、遺族年金という3うの大きな保障で
構成されていることが説明されました。
社会的背景
家族構成の変化のようすを
「サザエさん」「クレヨンしんちゃん」を
例に話が進みました。
平均余命、老後に必要な生活費のこと、
また、収入源として「年金」の給付を受けるには
<公的年金制度に加入し、「保険料」を納める必要がある>こと。
いかに年金が生活に大切で、
メリットがあるということが説明されました。
給付の1/2は保険料、残り1/2は税金でまかなわれます。
20歳になったら
国民年金は20歳から60歳まで加入し
保険料を納める必要があること。
保険料の納付方法と
保険料を納めることが難しい場合は
免除の手続きが必要なこと。
特に学生は
「学生納付特例制度」があり、
利用するには毎年の申請が必要であること。
また、自分の年金記録の確認方法などの説明がありました。
質疑応答ののち、終了となりました。
12月10日(火) 人権教育が行われました
熊谷人権擁護委員協議会より
人権擁護委員 渡邉 雄市 様 を講師にお迎えし、
人権教育が行われました。
本日のテーマは「インターネットと人権」です。
◆◇◆◇◆講演要旨◆◇◆◇◆
はじめに、「人権擁護委員」というお仕事の紹介から始まりました。
人権とは、「人間として幸せに生きる権利」
擁護とは、「守る・助ける」という意味
みなさんの幸せな生活を守る・助けるという活動をしています。
今日、10日は「国際人権デー」で、
昭和23年に国連で人権について考えましょうと
「国際人権宣言」が採択された日です。
スマホは、すごく便利だけど、使い方を間違えると凶器になる。
時代の流れで、公衆電話から固定電話、ポケベルになり携帯電話に
その後、急速な進歩を遂げスマホになった。
フォン(電話)とあるが、持ち運びできる小さなパソコンで、
メール・情報収集をはじめ、様々なことができる。
閲覧情報は大元の会社に行き、好みの情報がぞくぞく届く。
どういう風にスマホを使うか、考えてみたい。
次に、映画「インターネットと人権」を視聴しました。
3人の仲良し高校生が宿泊し、
撮影した写真が無許可でインターネット上に公開された。
その写真には制服や塾のテキストが写っており、
個人が特定されることになる。
それを見た見知らぬ人物がその個人を脅したり、
付け回したりする。
写真を拡散した高校生の友人は予想外の展開に悩む。
仲良し3人も公開された写真の削除依頼をして、
ひとまず削除され安堵する。
しかし、
写真は転載されつづけ
完全に消去されることができなかった。
みなさんの周りでもあり得ることで、誰かのことではない。
明日は自分のことかも知れない。
被害者にも加害者にもならないために
十分、インターネットの特性を理解しなければなりません。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
スマホの利用の仕方によっては、
事件に巻き込まれることがあるという講演で、
生徒は身近に感じた様子でした。
最後に
人権についての資料と
スマホの明暗を象徴するようなイラストが描かれた
クリアファイルが配布されました。
参考資料
https://www.youtube.com/watch?v=m9zULamcbL8