2025年5月の記事一覧
5月2日(金)離任式が行われました
校長先生、教頭先生、教職員3名がこの春、異動しました。
離任式では
校長先生と数学・情報を担当した先生からご挨拶をいただきました。
また教頭先生からはビデオメッセージをいただきました。
代表して校長先生のあいさつ(要旨)を掲載します。
当時(平成26年)、17歳だったマララ・ユスフザイさんの
国連総会で行ったスピーチの一部が紹介されました。
翌年、史上最年少でノーベル平和賞を受賞しています。
「ひとりの子ども、ひとりの先生、一本のペン、
一冊の本が世界を変えることができるのです。
教育こそが最優先なのです。」
マララさんが育ったパキスタン北西部は
タリバンという組織が支配しており、
女性が教育を受ける権利を認めていませんでした。
そのため女性は読み書きすらできませんでした。
11歳のマララさんは、
その現状をBBC(英国放送協会)のブログに
タリバンに対しての批判を訴え始め、
結果、大きな反響を呼ぶようになりました。
15歳の時にスクールバスの下校途中に銃撃され、
一命はとりとめたものの世界中に大きな衝撃を与えました。
その後もひるむことなく教育の重要性を訴え続けました。
世界では読み書きのできない大人が約8億人、
学校に通えない子どもが約6千万人いるとも言われています。
みなさんには、世界情勢にしっかりと目を向け、
学ぶことについて見つめ直し、
勉強ができる幸せ、食事
ができる幸せを
感じとって欲しいと思います。
校歌を全員で歌い締めくくられました。
式のあとも校長室・職員室前に生徒が集まり、
離任した先生への感謝のことば、
生徒への励ましのことばが交わされました。