日誌

地学部・活動報告

【地学部】長瀞に野外観察に行ってきました

 夏らしい強い日差しが照りつける8/1(日)、長瀞に野外観察に行ってきました。本来なら、4月下旬に新入生歓迎を兼ねて行う予定でしたが、やっと実施にこぎ着けました。

 まず、河原に降り立ち、結晶片岩の大岩にとりついて観察しました。この岩石の表面には、黄鉄鉱のきれいな結晶が顔を出しています。

 昼食後、今度は、砂金取りです。パンニング皿という器具を使って、河原の泥砂を水流で洗いながら、砂金を探します。

 

 一瞬見つかったと声が上がりましたが・・・、結局はダメ。今日は一粒もとれず。もっと涼しくなった時期のリベンジを誓いました。

 

 砂金取りの後は、上流の親鼻橋の袂にあるポットホールを観察にゆきました。天然記念物の岩石(紅れん石片岩)に直径2mもある大穴があいています。この穴は、かつて荒川の流れがこの岩の高さだったとき(今は河床が削られて、川はずっと低い位置にあります)に、岩のくぼみにレキが入り込み、水流でくるくる回転して、岩を削ってできた穴といわれています。

 

  暑い中、熱中症や虫刺されに気を遣いながら、充実した活動ができたと思います。

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お知らせ

地学部

活動日時 毎週,火曜日・金曜日放課後15:40~17:00,
天体観測時は,春~初秋は21:00ころ、晩秋~冬は20:00ころまで,
および休業日に化石・鉱物採集等の野外巡検を随時実施
   
活動場所 地学教室および理科棟屋上
   
活動内容 野外巡検,天体観測,気象観測,モデル実験,その他


年間活動予定

4月   新入生歓迎行事,研究テーマの検討
5月   研究計画の立案
6月   合宿計画の立案
8月  合宿
9月   文化祭
部誌「Chaos」発行
10月   埼玉県理科教育振興展覧会(日本学生科学賞)
SSH野外巡検
11月   サイエンスフェア
12月   日本地学オリンピック受験
2月   埼玉県理科教育研究発表会(高等学校の部)
3月   関東近県SSH生徒研究発表会


最近の実績

平成28年度   関東近県スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会
   ポスター発表「爆発力の違いによる噴煙と火砕流の違いは何か?」 最優秀賞
   ポスター発表「荒川の河床に分布する礫の種類と割合(2) -調査方法の再検討」 奨励賞
埼玉県理科教育研究発表会(高等学校の部)
   口頭発表+ポスター発表「爆発力の違いによる噴煙と火砕流の違いは何か」
   ポスター発表「荒川の河床に分布する礫の種類と割合(2)」
高校生によるサイエンスフェア
   科学教室「恐竜クラフトをつくろう」,「岩塩を割ってみよう」
埼玉県理科教育振興展覧会北部地区展(日本学生科学賞埼玉県大会)
   オープン参加 「Chaosな日常! 部誌に見る熊高地学部の最近の活動」
 


地学部及び地学選択生徒のおもな進路実績:

   平成28年  北海道大学,新潟大学
 平成25年 筑波大学,明治大学,東洋大学
 平成24年 筑波大学,立教大学,法政大学
 平成23年 九州大学,明治大学,玉川大学
 平成22年 東北大学

 


地学オリンピック成績
 ・平成27年度 一次予選通過・本選出場(上位約60名)
 ・平成24年度 一次予選通過・本選出場(上位約60名)