あかいらか

校長、教頭による日々のコラムです。

世界史 3年生授業 動画撮影

今朝7時ごろ教室棟で声がするので1階の教室に行ってみると、世界史担当の先生が、3年生の生徒に配信する動画を作成していました。

生徒の集中力や負担に配慮して、1回あたり、10~15分の動画を作成。4月に「産業革命」の分野から始めて、現在「ウィーン体制の成立と崩壊」あたりの状況について学習する内容を作成しているとのこと。今回で13本目の動画とのことでした。生徒の皆さん、各教科の先生方もかなり時間をかけて、休業中の効率のよい、わかりやすい学習の在り方を模索しています。皆さんも是非頑張ってください。

 

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登校日

本日新学期の手続きを進めました。本来であれば各学年ともにオリエンテーションや授業を行う予定ですが、入学式以外の学校行事は基本的に認められていませんので、今後の家庭学習のため生徒の皆さんに登校してもらいました。新型コロナウィルス感染拡大防止対策に十分配慮しながら、各学年ともに、新学期に必要な諸手続きを行うとともに、今後の学習の仕方を説明するとともに、課題の配布、休業中の過ごし方について話をしました。生徒の皆さん、頑張ってください。

   分散登校の様子

 

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第75回入学式

第75回入学式を実施しました。

新型コロナウィルスの感染拡大防止対策のため、県の指示に基づき、新入生と教職員のみで行いました。防止対策を行いながら、例年参加している保護者の方々の分も含めて、教職員が心を込めて新入生を歓迎いたしました。

新型肺炎の感染拡大というかつて経験したことのない状況になっていますが、式辞の中でも述べたように、生徒皆さんには、高い志をもって様々なことにチャレンジし、自分で限界を決めずに潜在能力を最大限伸ばす努力を続けてほしいと思います。教職員一丸となって全面的に皆さんをバックアップします。皆さんの今後の活躍を期待します。

              開式直前

    整列する入学生

   1年次の先生紹介

 

 

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入学式準備

入学式の準備をしました。例年であれば、在校生を含めて、学校をあげて全員で準備をするところですが、今年度は、新型コロナウィルスに関連して、職員のみで準備しました。天候には恵まれました。桜も散らずに残っていました。椅子と椅子の感覚も広くあけました。正門では担当の先生方が、入学生が登校してくるのを迎えていました。一生に一度の高校の入学式です。最高のもてなしをしたいと先生方も考えています。

            管理棟正面

   柔剣道場前の桜

      壇上

    入学式の看板

  正門で入学生を迎える

   間隔をあけた式場

 

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着任挨拶

4月1日付で武内校長の後任として着任いたしました。どうぞよろしくお願いしたします。

熊谷高校は浦和高校とともに1895年(明治28年)に創立した県下有数の伝統校であり進学校です。

保護者の皆様、様々な分野で活躍する卒業生の皆様の御支援をいただきながら、教職員一丸となって、大切な成長期を熊谷高校で過ごす生徒の皆さんが、将来世界の幅広い分野・領域で活躍するための基盤づくりのお手伝いをさせていただきたいと思います。

御支援、御協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

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第72回埼玉県立熊谷高等学校卒業証書授与式 式辞

本日ここに、第七十二回埼玉県立熊谷高等学校卒業証書授与式が開催できましたこと、誠に感謝しております。

 卒業証書を授与しました三百十二名の生徒諸君、卒業おめでとう。三年前、感激の合格発表から、あっという間の三年間だったと思います。高校生活もいよいよ今日が最終日。思い出に残る、充実した高校生活だったのではないでしょうか。

 さて熊谷高校に入学して、最初に経験するのは、上長瀞駅までの四十キロハイク。文字通り、足が棒のようになって歩き切った満足感は、何物にも代えられない想い出だと思います。夏は、新潟県・東の輪海岸での臨海学校。遠泳をこなした後、口に入れてもらった氷砂糖の味、浜で迎えてくれた校歌の大合唱を覚えていますか。熊谷高校では、二つの行事を経て、初めて熊高生になると言われています。文化祭、体育祭、様々なスポーツ大会など、熊谷高校に連綿と続く学校行事、部活動に情熱を傾けてきた生徒も多いことでしょう。三年間で、本当に逞しく成長しました。一生ものの友達はできたでしょうか。そして現在、大きな試練である大学入試にチャレンジしていますが、まだ希望を叶えることができず、厳しい現実に直面している諸君もいるでしょう。決してあきらめずに頑張ってください。

 時代は、大きく変わっています。グローバル化の進展で、多くの外国人が日本を訪れ、昨年は、熊谷市もラグビーワールドカップで大いに盛り上がりました。その一方で、新型コロナウイルスのような病気が、瞬く間に世界中に広がり、大変なことになっております。大きな津波で、たくさんの方が犠牲になった東日本大震災は、わずか九年前の三月十一日です。令和が始まったのは、昨年五月のことですが、ここ最近でも台風十九号の被害など、どんな災害が起こるのか分からない状況があります。

 かつてないペースで進む高齢化、人口減少、多くの仕事がAI(人工知能)に代替されるかもしれない時代、これからの時代は、先の見えない社会が予想されます。熊谷高校で培った、「質実剛健」「文武両道」「自由と自治」の教育は、諸君が将来、社会人となり、その中心となって活躍できる下地を十分に鍛えていると考えています。人生のどこかで、大きな転換点を迎え、大きく躍進するべき時期が来た時、その壁を乗り越える力は十分育っていると思います。激動の時代を逞しく、太く、強く生きていって欲しいと願っています。また、それができると確信しています。

 今日は、二学期終業式で話したことで、今日配られるPTA新聞にも書いたことを話します。今日のこの日に相応しい内容だと思います。

 スタンフォード大学クランボルツ教授の「計画的偶発性理論」という話です。「個人のキャリアの八割は予想しない偶発的なことによって決定される」というものです。皆さんは、将来の夢は何か、職業はどうするか、どの大学に行くかと真剣に悩んでいると思います。しかし、私の経験でも希望通り夢をかなえている者はそれほど多くありません。むしろ、昔の姿から想像もつかない職業に就いている者が多いように感じます。夢に向かって努力を続けることは大切ですが、どんなに頑張っても人生には予想もしない曲がり角が何度も待ち受けており、思う通りに行かないことが多いものです。

 今、皆さんは人生最初の大きな分岐点にあります。希望通りの進路を決めた者、一年後の逆転を期す者と様々です。力及ばず浪人生活を選択した者も、後々人生で最良の判断であったと思える時が必ず来ると思います。遠回りのようでも人生のほんの一部、実りの多い経験となると信じています。大切なのは、自分の決断を後悔しない事。決断を前向きなチャンスに変えるのは、気持ちの持ち方次第だと思います。人生の曲がり角を、喜んで受入れる、前向きなチャンスとしてとらえることが大事だと思います。

 偶然の機会を飛躍のチャンスに変えるための行動指針として、クランボルツ教授は、五つをあげています。

 ①好奇心(新しい学びの機会を探し続ける)

 ②持続性(失敗に屈せず続ける)

 ③楽観性(必ず上手くいくと前向きに考える)

 ④柔軟性(一つに拘り過ぎないで時には自分の信念や行動を大胆に変えてみる)

 ⑤冒険心(リスクが予想される場面でも敢えて行動を起こしてみる)

の五つです。

 夢を諦めないで努力を続けることは大切ですが、新しい事を怖がらず、失敗を怖れず、めげずにすぐ行動に移す習慣を持つこと。興味のアンテナを高く自分の成長に有益な情報や人との出会いを逃さない、そうした積み重ねが人間の厚みを作ると思います。人生を振り返って「あの時の偶然があったから、今の自分があるのだ」と言える時が必ず来ると思います。

 時代は大きな変わりつつあります。熊高で身に付けた人間力を信じて前向きに生きて欲しいと願っています。検討を祈っています。

 結びに、これまで生徒を厳しくもまた温かく見守っていただきました本校教職員の皆様方に改めてお礼を申し上げ式辞といたします。

 令和二年三月十四日   埼玉県立熊谷高等学校長 武内 道郎

 

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3年生の大学受験での健闘を祈る

 本日で、3年生の授業が終了しました。明日からは、それぞれの志望校を目指し受験体制に入ります。最後の3年生の授業を見ていて、少し感じたことを書きます。授業では、大学入試問題を使った実践的な授業が行われていました。真剣な様子で問題を見つめる者もあり、本番間近の雰囲気がありました。3年生は時間との勝負、1問でも多くの問題をと焦る気持ちはあっても、1つ1つを確実に消化して自分の物にして欲しいと思います。授業で扱った問題が偶然にも大学入試に出題されたとき、「ばっちり、ラッキー」となるか「見たことのある問題だけれど解けない」では、その後のショックは雲泥の差です。授業でも自分の勉強でも、二度とその問題には時間をかけないつもりで、その場で100%吸収しないと時間がもったいない。世の中に優秀な人は多くいますが、人間に与えられた時間は24時間で共通です。優秀な人ほど、時間を上手に使っています。隙間の時間でもあっという間に集中し、必要な情報を確実に身に付け、あとで復習する必要のないようにしています。まとまった時間でなくても「この5分で何ができるか」と考え、時間を有効に使ってほしいと思います。そして、食事も睡眠も大事な時間、一流のアスリートほど大切にして疎かにしません。体調管理に注意して、最後まで粘り強く頑張ってください。検討を祈ります。

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令和元年度全日制第3学期始業式 講話

 令和2年がスタートしました。3年生は、来週末(18日、19日)に迫ったセンター試験を皮切りに大学入試が始まります。ここまできたら、焦らず、自分を信じて、自信を持って臨みましょう。何より生活のペースを乱さないことです。これまでの勉強のペースを乱さないこと。規則正しい睡眠、食事の質、風邪予防や胃腸の具合を整えるなどの健康管理に注意してください。

 年末年始、こんなニュースがありました。2019年生まれの日本の赤ちゃんは86.4万人で、初めて90万人を下回ったということです。2018年生まれの赤ちゃんが91.8万人、2017年は94万人でした。ものすごい勢いで赤ちゃんの数が減っています。2020年に成人式を迎える方が122万人だそうです。122万人が20年間で100万人を切り、とうとう86万にまで減っているのです。一方で、世界の人口は、ものすごいペースで増えています。現在77億人、2050年には、97億人と20億人増えるという予想があります。私が高校生の頃、世界の人口は40億人くらいだったと覚えています。皆さんが40代後半の頃には97億人です。そして77億人の3人に1人が、2000年以降生まれの世代で25億人います。世界人口が増え、日本の人口が減る、日本に来る外国人は大幅に増えることが予想されます。グローバル化の進展と簡単に言いますが、ダイバーシティー(多様性)のある社会、組織は、もう待ったなしで身近に迫ってきています。グローバルスタンダード(世界標準)を意識しないと、日本人の価値観をベースに物事を考えていては世界の潮流に取り残されてしまいます。

 こんなニュースもありました。2019年(昨年)の日本の平均気温は、気象庁の発表では、+0.92度で過去最高を記録したそうです。特に東日本では1.1度の上昇です。平均気温が確実に上昇しています。年によってばらつきがあるため、1981年~2010年までの30年間の平均と比較をするのですが、1年で1度近く平均気温が上がったことになります。日本の年平均気温は、長期的に見れば100年あたり1.24℃の割合で上昇しています。特に1990年代以降、高温となる年が頻出しています。上昇のペースは上がっているように感じます。

 世界の平均気温は、+0.42度だったそうで、これもまた上昇傾向にあります。スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさんが、声を震わせながら訴えていましたが、地球の温暖化は、台風や洪水、干ばつ、熱波などの自然災害だけでなく、食糧問題や経済活動への悪影響が予想されます。心配です。

 今から80年前の1930年ごろ、経済学者のケインズは「100年後には、1日に3時間も働けば必要なものは得ることができるようになるだろう」と書いていたそうです。人工知能(AI)やロボットで代替される仕事が増え、無くなる仕事、新たに生み出される仕事があり、働くことの意味が変わりつつあります。かつて、工場での体を使った労働で作った製品をお金に換えていた時代から、情報や知識が価値を生む時代、アイデアが重要な時代になってきています。1つの会社に定年まで勤めあげる終身雇用から、その人の持ったスキルに対し、お金が支払われる時代、同じ時間働いても、収入に大きな差が出る経済格差が広がってきています。新たな技術への対応力、発想力、柔軟性など、すごいスピードで変化する社会の中で、常に学び続ける必要があります。次世代通信規格「5G」や量子コンピューターの開発などによって、大きなブレイクスルーが起こることも予想されます。私たちの不安をよそに、テクノロジーは、恐ろしいスピードで進んでいます。未来予測が、なかなか難しい時代です。

 また、SDGs(エス・ディー・ジーズ)、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)、国連で採択された17の目標は、様々な場面で使われています。お金儲けだけではなく、自然や環境、貧困や飢餓など、SDGsを意識した、社会や私たちへの暮らしへの貢献が、新たな企業価値の指標となってきています。

 2020年は、オリンピックの年、よい1年になって欲しいと願っています。変化の激しいこれからの時代を生きる皆さんに、人工知能には真似できない能力を身に付けてほしい。ベースは、高校時代に身に付けるべき教養です。そして、単にものを覚えるだけでなく、より深く考えること、自分なりの意見を加えて友達と話し合ったり、実際行動に移したりというアウトプットの経験も積み重ねてほしいと思います。熊谷高校の日々の活動を一生懸命に取り組む事で、これらの能力は身に付くと思います。がむしゃらに、貪欲に自分を成長させて欲しい。熊高での3年間で、自分の力を伸ばしてほしいと思います。皆さんが学ぶ目的は、大学へ入学することだけではないはずです。社会へ出てから諸君はリーダーの一人として活躍する人間にならなければなりません。日本の将来を支える人材として育ってほしい。そのためにも、幅広い知識と教養を身に付けてほしい、様々な経験を通して、いろいろなことを学んで欲しいと思います。

 

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令和元年度全日制第2学期終業式 講話

 スタンフォード大学クランボルツ教授の「計画的偶発性理論」というのをご存じでしょうか。「個人のキャリア(経歴、職業)の8割は、予想しない偶発的なことによって決定される」という理論です。将来の夢、職業、どの大学に行くかと悩む生徒も多いと思います。私自身も高校時代、大学入試結果が自分の未来の大部分を占めるような錯覚を覚えて不安になったのを覚えています。しかし私自身、大学を卒業し30年以上たった今からみると、あの時の経験が自分を成長させたと思うことはあっても、結果として他の大学に進学してもそれほど自分の人生が暗いものになったとは思えません。違う仕事を選び、別の人生を歩んで、それはそれで面白かったのではないかと思えます。先日、高校の同窓会がありましたが、かつての友人で自分の希望通りの夢を実現している者は多くありませんでした。昔の姿から想像もつかない職業に就いている者が多いように思いました。自分のキャリアは、夢に向かってのたゆまぬ努力で積み上げていくもので、努力の過程は重要ですが、人生には予想もしない出来事が待ち構えており、自分の思うとおりになりません。努力の結果、何かに失敗してもそれは仕方のないことです。夢に固執しすぎると、人生の好機を逃すことにもなると思います。失敗を引きずってくよくよしたり、劣等感を持ったりするのは、あまり意味がないと思います。

 三年生諸君は、人生のキャリア形成上で最初の分岐点にさしかかっています。希望通りの進学を決めた者、これから受験を迎える者と様々です。入試に失敗し浪人する者も、それまでの努力や頑張った経験が大事なのであって、どんな結果でもそれが自分の人生にとってベストの選択であったと思える時が必ず来ると思います。大切なのは、自分の下した決定を後から迷わない事、後悔しない事です。偶然のこの分岐点を前向きのチャンスに変えるには、自身の気持ちの持ち方次第だと思います。自分の未来は、誰でも予想できません。進むことになった道が、自分にとってベストの選択であると信じて、迷いなくその道で頑張ることが、幸福につながるのだと思います。

 偶然を自分のステップアップに変えていく行動指針として、クランボルツ教授は5つのポイントを掲げています。

 ①好奇心(新しい学びの機会を探し続ける、アンテナを高くする)

 ②持続性(失敗に屈せず続ける)

 ③楽観性(きっとうまくいくとボジティブに考える)

 ④柔軟性(1つにこだわりすぎないで、時には自分の信念や行動を大胆に変える事)

 ⑤冒険心(リスクが予想される場面でも、敢えて行動を起こす)

の5つです。

 夢を諦めないで努力を続けることは大切です。新しい事を怖がらず、失敗を怖れず、いつまでもくよくよしないで、すぐに次の行動に移す習慣を持つこと、自分の興味のアンテナを高くして、自分の成長に有益な情報や人との出会いは逃さないこと、そうした経験の積み重ねが人間としての厚みを作ると思います。人生を振り返って「あの時の偶然があったから、今の自分があるのだ」と言える時が必ず来ると思います。

 3年生は、そんなことを言われても、目前のセンター試験、大学入試で、精いっぱいだと思います。自分の能力を信じて、今現在を最大限に頑張る、その経過が大切なのであって、結果としてどんな方向に、自分が流れていくとしても、決して後悔しないでその道で頑張って欲しいと思います。

 時代の変化が非常に速いです。今の時代の価値観は、わずか数年後には大きく変わっているかもしれません。人口減少、AIの発達、国内でのんびりしている時代ではなくなってかもしれません。大学に行って、卒業して、安定した企業に就職して・・・という価値観も、これからは変わっていくと思います。狭い世界に閉じこもらないで、広くアンテナをはって行動すること。安定志向に陥らない事が大切です。

 3年生は、体調管理に注意して、これまでやってきたことを信じて、続けてほしいと思います。諸君に言えるのは、「粘り強く、諦めず、根気強く努力するしか道はない」ということです。年末年始は、何かと誘惑が多く、時間の使い方が不規則になり、生活が乱れる人もいるかもしれません。諦めずに粘り続けて欲しいと思います。ここからの、1、2か月が、成績が大きく伸びる時期です。

 また、1、2年生諸君は、新年を迎えるこの時期に、先を見通して、計画的に勉強して欲しいと思います。2年3学期は、同時に3年0学期でもあります。多くの受験生は、2年生のときから本気になって大学受験の準備をしています。頑張ってください。そして、よいお年をお迎えください。以上です。

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熊高65歳同窓会に参加しました

 昨日、熊谷市内で開催された、熊谷高校第25回卒業生の同窓会に出席しました。9クラスの卒業生143名の参加で、盛大に行われました。各方面でご活躍されている多士済々の同窓生の方々のお話に加え、当時の恩師の方々も出席され、昔話に花が咲き思い出を懐かしく語っておられました。当時の臨海学校のパンフレットを保存されている方がおられ、その表紙には「第2回臨海学校、東の輪海岸」とありました。今年第51回を迎えた臨海学校のスタートは、こんな時代だったのかと感慨深いものがありました。同窓生の御子息のピアニストの森田義史氏の演奏や、様々なかくし芸もあり、最後は、應援團OBのエールで肩を組んでの校歌斉唱でした。熊谷高校で使ってほしいと、寄付金も頂戴しました。大切に使いたいと思います。

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開校記念日(10月6日)に想う

 熊高の沿革史には、「明治28年(1895年)6月1日埼玉県第二尋常中学校として創立される。」とある。様々な準備を経て、翌年の明治29年(1896年)10月6日に開校式が挙行され、10月14日に生徒定員250名で授業が始まっている。10月6日を熊高の開校記念日としているが、創立は1895年6月1日である。2015年10月に創立120周年記念式典を実施、来年2020年は創立125周年である。卒業生数は、旧制中も含め3万5千名弱にもなる。1つの学年で500名を超えた時期もあったが、現在は320名の定員である。明治28年の開校当時は、日本の総人口が約4200万人、現在の3分の一であった。夏目漱石が松山中学に赴任した年で、職員室の向かい合わせに座っていたのが、保健室前の記念碑にある数学教師の弘中又一、「坊っちゃん」のモデルである。今年の開校記念日は日曜日である。昔を懐かしむわけではないが、飾り気はないが、心も体も強く、たくましいさまを表す「質実剛健」、この伝統は守っていきたいと願っている。

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日本、南アのキャプテンのサイン入りラグビーボールをいただきました

 ラグビーW杯が9月20日に開催されますが、その前哨戦、日本対南アフリカ戦が9月6日に熊谷ラグビー場で行われました。熊高では、音楽部の生徒が両国国歌を斉唱し、ラグビー部員がボールパーソンを務めるなどの協力をしました。そのお礼にと、日本ラグビーフットボール協会から、両国のゲームキャプテン(日本:リーチ・マイケル選手、南アフリカ:シヤ・コリシ選手)のサイン入りボールを寄贈していただきました。1階、職員玄関奥の展示ケースに収めました。是非見てください。

写真を掲載します。(9/20)

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川端康成の書簡を寄贈していただきました

 先週22日土曜日、熊高同窓会さいたま支部総会において、ノーベル賞作家の川端康成の書簡を寄贈していただきました。書簡は、元熊高の英語教師であった竹田博氏へ宛てたもので、熊谷名物の水戸屋の御家宝を贈られたその御礼状です。竹田氏の教え子で義理の兄弟にあたる宮下昭次氏(熊高1期生)が、亡くなられた竹田氏の遺族から遺品の処分を委託され、その中の1つが今回の書簡です。宮下氏からの要望で、熊谷高校へ寄贈することとなり、熊高同窓会さいたま支部総会で、直接、宮下氏からの寄贈を受けました。竹田氏の遺族も喜んでおられるとの事です。竹田博氏は、熊高教師の後、河出書房に入社され、川端康成とは、編集長と作家という関係であったようです。ちなみに、熊高1期生の宮下昭次氏は、現在の熊高校歌の1番、2番の原案を作詞された方です。昭和23年、熊高内で校歌制定のため生徒から歌詞を募集しましたが、そのまま採用にならず、旧制熊中卒の大先輩、石坂養平氏に作詞を依頼しました。石坂氏が、生徒の作品を参考にして作詞したのが現在の校歌です。熊高1期生である宮下昭次氏の作品を参考にして、1番、2番を書かれたようです。川端康成の書簡は、現代語訳と一緒に、職員玄関奥の”触れる地球”の隣の展示ケースに収めました。生徒諸君には是非見てもらいたいです。
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インフルエンザに注意

 日本国中でインフルエンザが大流行してます。熊高でも、大流行というほどではありませんが、生徒、教員ともに休んでいる人が増えてきました。1年前、私も罹患しました。毎年予防注射はしているのですが、効果がないこともあります。私の予防法ですが、うがいと手洗い、特に帰宅時には入念に行います。寝室には加湿器、飲み物を用意して乾燥に備えています。肌を強化できるか思い、朝、着替える際にタオルで上半身をこすったりしています(これは急に寒い冬に始めると逆効果になると思います)。何より睡眠です。良い環境で6時間は最低寝るようにしています。校内でも、予防のためなのかマスクをしている人が多くなりました。栄養を付け、健康を維持することも大切です。今月から来月初めが要注意、予防につとめましょう。
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ネット社会の恐ろしさ

 先日の某携帯電話会社の通信障害では、非常に多くの方が影響を受けた。財布、定期券、もちろん電話等の通信手段をすべて1台の端末に集約していた方は、電車にも乗れず、家庭との連絡も取れず、難渋したようである。私もその某社のユーザーではあるが、スマホではなくガラケーしか持たないので、家に帰ってテレビ報道で事故を知るまで何の不都合も感じなかった。一方では、端末から集められた情報が、ビックデータとなって、様々な用途に使われ、自分の知らない間に、個人の情報が大量に流れ出している時代である。先日、ある講演会で聞いたところでは、ブログにアップした情報から、その場所、個人が特定できるということである。兵器を使った戦争より、情報操作や遮断による混乱の方が、よほど影響が多方面で深刻かもしれない。情報革命は、想像を絶するスピードで進行し、もはやスマホなしでは過ごせない時代になっている。生徒諸君はどうだろう。スマホに支配されていないだろうか。1日何時間画面を見ているだろう。使い方には十分に注意すべきであり、過度の依存は危険である。熊谷高校でも、明日1215日(土)より23日(日)まで、システムに係る作業のため、ホームページの更新ができなくなります。ご承知おき下さい。
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本校OB 元毎日新聞記者・佐藤健氏を偲ぶ

 生徒諸君は、佐藤健氏をご存じだろうか。高13・昭和36年卒の熊高OBで、毎日新聞の記者であったが、2002年、末期がんのために60歳で亡くなった。高校時代は陸上部に所属し、記者時代は自ら僧侶となって宗教を問うルポルタージュを連載するなど、明るい人柄を慕う人が多かったという。2003年、熊高同期の有志が佐藤記者の生き方を後輩に伝えようと、佐藤記者の著作や同期の医師、弁護士らの著作を加え、約80冊を熊高に寄贈してくれた。今も、熊高図書館にある「健さん文庫」である。17回忌を迎え、高13期の同窓生も来年喜寿を迎えるということで、この度、OBの著作やDVDなど約40点を追加で寄贈してくださった。贈呈式の様子が129日の毎日新聞に掲載されている。生徒諸君には、寄贈された本を通して、偉大な先輩方の足跡を知り、大いに刺激を受けてほしいと思う。
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GTEC4技能試験を実施しました

 戸田奈津子さんの講演を聞いたことがある。数々の映画の字幕を手がけ、海外の有名俳優が来日した際も、戸田さんを通訳として指名するという。「どうしたら英語がうまくなるか」と高校生に問われ、「社会に出て必要になれば、自然とうまくなる。それよりも、英語を使って話す内容、つまり教養や人間性が大切」と答えたことを覚えている。映画が大好きで字幕翻訳の世界に飛び込んだ戸田さんにとって、英語はあくまでスキルであって、会話の内容が大切なのだろう。有名俳優が戸田さんを指名するのは、映画の世界をよく勉強していて、努力を怠らないからなのだろう。
 1、2年生全員を対象に「GTEC4技能試験」を実施した。現1年生が3年生になった際は、大学入試に英語の検定試験結果を使うことになる。そのための練習である。4技能のうち、スピーキングの力をタブレットに録音する形で実施した。全員が両手にタブレットを持ち、ヘッドホンから聞こえる会話に答えている光景は、何となく奇妙であった。タブレット相手で、自然な会話になるのだろうか、少し疑問が残るが、大人数での実施に代案はないように思う。初めての試験で戸惑っている生徒も多いようだが、来年以降も実施するので、早く慣れてほしい。


 

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Society 5.0とは

 Society 5.0を知っていますか。狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、新たな社会(Society)を指すもので、目指すべき未来社会の姿として提唱されました。現代は情報社会ですが、情報の共有やAIの発達がまだまだ不十分であり、経済格差、高齢化、過疎化などの課題を解決するような理想社会までは至っていません。さらなる社会の変革(イノベーション)を通じて、全ての人々が快適で活躍できる社会を構築しなくてはなりません。私が子供のころ、手塚治虫の「鉄腕アトム」という漫画がありました。正義感を持ったロボットが活躍する未来都市を描いていましたが、最近の急速な科学技術の進展は、我々の想像を超えるものがあります。狩猟社会から農耕社会までかかった時間の何百分の1かで、理想の未来社会が訪れるのではないでしょうか。そうした社会を築くためには、どんな能力が必要で、どうやって身につけたらよいのか。それは、決して特殊な能力ではないと思います。文章や情報を正確に読み解く力、対話する力、科学的に思考・吟味し活用する力など。特に、AIに代替できない能力、豊かな感性、独創性、対話を通じて自分の世界を広げる力、新しいものへの好奇心、探求心、様々な経験を通して培う自信など。文系理系問わずに、スポーツ、芸術なども含めたいろいろな学習、部活動、学校行事など学校生活全体で身に付けるべきものだと思います。つまり、今できることは、熊高3本の矢「学業・学校行事・部活動」全てに全力で取り組むことに尽きると思います。
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「生き生き仕事人」が行われました

 平成11年にスタートしたPTA主催の「生き生き仕事人」事業は、今年で20回目を迎えました。これまでは、熊高OBを中心に10名前後が各会場に分かれ、そこに1年生が集まる分科会方式でしたが、今年は、記念館3階で4名のOBの話を全員が聞く方式にしました。司法書士(昭和57年に甲子園出場)、歯科医師(医学博士)、弁護士(元ラグビー部)、歴史作家(元芸人)、多士済々の方々の話に引き込まれました。部活動の先輩であったり、出身地が近かったり、身近な先輩方が、高校時代にどんなことを考え、その後どのような人生を歩んだのか、生の話を聞くことで、刺激を受けたと思います。質問も活発に出され、今後の高校生活の過ごし方、職業選択の参考になったのではないでしょうか。これまでの20回で、187名の方々に来ていただきました。熊高は「これからの日本と世界に貢献できる人材を育成する」を大きな目標にしていますが、実際に、熊高OBは社会のあちこちで活躍しています。生徒諸君が、自分も頑張ろうと思ってくれたら幸いです。最後のパネルディスカッションの後、全員で肩を組んで校歌を大合唱しました。熊高への熱い思いを共有できた時間でした。
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「まいりました」の言葉に思う

 「まいりました」。5歳くらいだろうか、悔しそうに顔をゆがめた男の子が、将棋盤をにらんで呟いた。地域のコミュニティーを伝えるテレビニュースで見たシーンである。対戦相手の高齢の男性は、少々大人気ないようにも思ったが、私には、この男の子の今後の成長を期待できる場面として、とても印象に残った。
「敗けました」「ごめんなさい」・・・。顔を真っ赤にして、自分の敗けを認め、非を認める。自分の力量不足への反省、そして何より強烈な悔しさ、そうした自責の念が強いほど、その後の成長のバネとなると思う。努力している人、頑張っている人ほど、敗れたショック、悔しさは大きく、その精神的な落ち込みの振れ幅が大きいほど、反動の力となって今後の成長のチャンスとなると思う。自分の敗けを認めたがらないタイプの人もいるが、自分の何が足りなくて、何が原因で敗れたのか、反省し、検討することで今後の成長につながる。他者のせいにして、解決した気になっていては、みすみす成長のチャンスを逃すことになる。
 世の中は広い。いろいろな能力を持った人がたくさんいる。若い生徒諸君には、敗れること、失敗することは想定内だと考えてほしい。能力不足を過度に嘆いたり、卑屈になったりする必要はない。敗れること、失敗することを怖がらず、敗けや失敗をその後の成長のバネにしてほしい。


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