旬熊

お祝い 【第69期卒業生】☆第64回群像新人文学賞受賞☆

本校の卒業生、島口大樹さん(第69期・2017年3月卒業)の小説『鳥がぼくらは祈り、』

応募総数2291編という激戦を突破し、「第64群像新人文学賞」を受賞(当選作)した、

という朗報が舞い込みました。

22歳、デビュー作での受賞という快挙、おめでとうございます!

すでに7月から全国各地の書店で発売されています。

 

群像新人文学賞は、講談社が刊行する文芸誌『群像』が1958年に創設した純文学の公募新人文学賞です。

過去の代表的な受賞作品には、村上龍さんの『限りなく透明に近いブルー』や、

村上春樹さんの『風の歌を聴け』などがあり、新人作家の登龍門ともされています。

 

島口さんと同時にこの「群像新人文学賞」を受賞された石沢麻依さんの『貝に続く場所にて』は、

昨日、第165回芥川賞に決まりました。

このことからも、島口さんの作品への文学界での注目度の高さが伝わってきます。

 

島口さん、高校時代はサッカー部に所属し、勉強も部活動も学校行事も、

全てに全力で完全燃焼する、エネルギー溢れる生徒でした。

作品は熊谷が舞台で、「高2の夏、過去にとらわれた少年たちは

傷つき躊躇いながら未来へと手を伸ばす。

清新な感覚で描く、22歳のデビュー作。」と、評されています。

高校時代をエネルギーいっぱいに過ごしたことが、作品の栄養分にも

なっているようで、とても嬉しく誇りに思います。

あらためて、本当におめでとうございます。

今後ますますのご活躍を期待しています。