あかいらか

NEW 宇野信夫氏

 先日、本校OBで本校で教頭先生をされたこともある新島一雄氏(高7回昭和30年卒)がお見えになりました。私が本校で教員の頃(約25年前)に教頭先生をされ、熊谷工業高校の校長を最後に御勇退された方です。
 お見えになられた理由は、熊谷高校関係作家3人についてというメモとその一人である宇野信夫(うののぶお)氏の著書をお持ちいただきました。本日は、宇野信夫氏についてお知らせいたします。
 宇野氏は、埼玉県本庄市に生まれ熊谷市育ち、戦前の埼玉県立熊谷中学校(本校の前身)で学び、慶應義塾大学文学部国語国文学科を卒業、その後6代目尾上菊五郎のために書いた「巷談宵宮雨」が大当たりし、歌舞伎作者としての地位を確立する、と紹介されています。『宇野信夫戯曲選集』全4巻やラジオドラマ、テレビドラマ、時代小説、随筆、落語、言葉に関する著作が多数あるとも書かれています。
 新島先生から頂いた著書は、「心にのこるいろんな話」(1989年8月10日第4刷発行、講談社発行)など全部で9冊です。この著書に書かれている挿絵も宇野氏が描かれているようです。宇野氏は本校くぬぎ林で生徒がいる絵を描かれているとも新島先生は言われました。
 この本の著者略歴のところには、放送文化賞、芸術選奨、菊池寛賞、大谷竹次郎賞を受賞、1972年に芸術院会員となり、1985年には文化功労賞受賞とあります。1991年10月に87歳で亡くなられていますが、いただいた本は図書館に並べておきたいと思います。