土曜授業

　新型コロナウイルスの感染拡大から３年、そして、大きな被害をもたらした東日本大震災から１２年が過ぎました。人は、こうした予想もつかない出来事に不安を感じると、たとえ悪意がなくても、デマを流したり、自粛警察さながらに、他人の行為を強く批判したりすることがあります。 　脳科学者の中野信子氏によれば、人間の脳には「他人を引きずり下ろしたり、自分よりも上だと思っている人が失敗したときに快感を覚える」という「シャーデンフロイデ」と呼ばれる働きがあり、嫉妬や妬みなどの、負の感情を抱きやすいところがあるそうです。 　日本は、とても豊かな国ですが、近年、自分だけ、自分の関係することだけが良ければよいという風潮が蔓延しているように思います。しかし、そんな世の中であってはいけません。だからこそ、熊高生の皆さんには、心づかいと思いやりの気持ちを忘れずに、毎日を過ごして欲しいと思っています。  　今日は、一昨年の大河ドラマの主人公、埼玉の偉人、そして、日本資本主義の父と言われる渋沢栄一の話をしたいと思います。 （略）  　困難な時代こそ、渋沢のような前向きな生き方が必要です。コロナ禍で、私たちの生...

　本日、令和４年度修了式を行いました。 　私からは、困難な時代こそ、前向きな生き方が必要という話をしました。熊高生諸君の更なる飛躍を期待しています。　 　

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