校長室より

記念講演「遥かなる夢に向かって ~限りなき挑戦~」第1話(高P連 山梨大会 その3)

 高P連山梨大会の続きです。

ここからは記念講演について4回に分けてご紹介します。

 

間もなく駅伝の時期を迎えます。 

山梨学院大学スポーツ科学部・陸上競技部

上田誠仁(まさひと)教授が記念講演を行いました。

 

監督として34回箱根駅伝を経験している方です。

優勝3回 準優勝5回 3位2回 の輝かしい実績です。 

 

タイトル、キーワードを中心に簡単に紹介します。

 

演題は「遥かなる夢に向かって ~限りなき挑戦~」です。

Towards the dreams

That await you

Keep on challenging yourself!

 

●スポーツ文化の醸成を願って 

   ~コロナ禍のスポーツに思うこと~

「する・みる・支える」の視点からスポーツをそれぞれの立場で見直す

 する人(選手・チーム関係者)、

 みる人(ファン・観戦者)、

 ささえる人(運営・審判・補助員・警察・報道)

 

競技会の目的は実力を競う「競争

それを「支える」ための審判や補助員、

大会開催の準備を進める競技団体の組織

 

「する側」と「支える側」との関係性は、

協力しながら新たな形を作り上げる「協創

 

コロナ禍での保護者の応援自粛、ファンやOBのテレビ観戦などは

「する・みる」の互いが協力して新たに作り上げた「協創」

 

「競争」や様々な「協創」が、共に新たな形を作り出そうとする

心のつながりとして「共創」が生まれた

 

 競争(競技を行う)⇒

 協創(協力し合う)⇒

 共創(スポーツ文化の醸成)

 

●指導者とは何を目指すのでしょうか?

 

 目指すコーチング

 「よしっ、お前はこれから次の所へ行っても

 社会に出ても自分の力で工夫しながら大空を飛んで、

 ちゃんと着陸できる力があるよ。」

 

●選手やゲームに対して

  どのように語りかけてアプローチしているか。

 

   やる気=達成動機

 やる木(気)を育てる

   幹、根幹=スピリッツ

   枝葉  =メンタル

 重要なのは、根幹の部分のスピリッツをどう育てるか

 スピリッツがしっかりしていれば枝葉は自然に繁ってくる

 

●スポーツを通して、学生、競技者は何を得るのか

 

 ①スポーツの足場と心象風景の共有

   スポーツを血と汗と涙に分類

    ▲汗と涙(血をとる) 教育的スポーツ 部活動など

      共に汗を流し、泣いたり笑ったり 

      喜怒哀楽のいろいろなシーンを分かち合う

      心象風景を共有する

     ▲汗(血と涙を取る) ヘルシースポーツ

       健康のためのスポーツ

       心身ともにリフレッシュ

     ▲すべて取る(血と汗と涙を取る)

       レジャースポーツ(スポーツを楽しむ)

       気分転換や親子のキャッチボール

 

 ②人間力・私が大切にしている三つの言葉

  ・「疾風に勁草(けいそう)を知る

     疾風はアクシデント、困難・苦難を示す。

     勁草は、鋼鉄や大木の強さではなく、竹のようなしなやかな強さを示す

       順風満帆でない、様々な怪我や故障を乗り越えて、

       しなやかで逞しい選手や人間になれる。

 

  ・「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ

    高橋尚子さんがシドニーオリンピック金メダル受賞の時に色紙に書いた言葉

     コツコツ努力することの大切さ

      寒い冬にしっかりと根を張る努力が大輪の開花につながる

 

  ・「おごるなよ、丸い月夜もただ一夜

    スポーツはいい結果を出しても安心せずに、

    次に向かって一歩を踏み出すのが大事 

         記念講演 原稿