旬熊

2021年7月の記事一覧

本 【図書館】☆「群像新人文学賞」受賞記念展示☆

7月15日の本欄記事「【第69期卒業生】☆第64回群像新人文学賞受賞☆」

でもお伝えした通り、本校を2017年3月に卒業した島口大樹さんの小説

『鳥がぼくらは祈り、』が、この権威ある文学賞を受賞したことを記念して、

図書館の入り口正面の棚に「島口大樹さん特集」を展示しました。

図書館を入ってすぐの棚に展示しています。

先日、「ちょっと時間ができたので…」と同級生2名と一緒に、

高校時代所属していたサッカー部に差し入れを持ってきてくださった際に、

著書に熊高生に向けて、サインをしてもらいました。

熊高生へのメッセージは「一生ものの友がいた」でした。

島口さんの高校時代の様子が垣間見られる写真も数枚ですが展示しました。

エネルギーあふれる様子が伝わると思います。ぜひ、ご覧ください。

お祝い 【第69期卒業生】☆第64回群像新人文学賞受賞☆

本校の卒業生、島口大樹さん(第69期・2017年3月卒業)の小説『鳥がぼくらは祈り、』

応募総数2291編という激戦を突破し、「第64群像新人文学賞」を受賞(当選作)した、

という朗報が舞い込みました。

22歳、デビュー作での受賞という快挙、おめでとうございます!

すでに7月から全国各地の書店で発売されています。

 

群像新人文学賞は、講談社が刊行する文芸誌『群像』が1958年に創設した純文学の公募新人文学賞です。

過去の代表的な受賞作品には、村上龍さんの『限りなく透明に近いブルー』や、

村上春樹さんの『風の歌を聴け』などがあり、新人作家の登龍門ともされています。

 

島口さんと同時にこの「群像新人文学賞」を受賞された石沢麻依さんの『貝に続く場所にて』は、

昨日、第165回芥川賞に決まりました。

このことからも、島口さんの作品への文学界での注目度の高さが伝わってきます。

 

島口さん、高校時代はサッカー部に所属し、勉強も部活動も学校行事も、

全てに全力で完全燃焼する、エネルギー溢れる生徒でした。

作品は熊谷が舞台で、「高2の夏、過去にとらわれた少年たちは

傷つき躊躇いながら未来へと手を伸ばす。

清新な感覚で描く、22歳のデビュー作。」と、評されています。

高校時代をエネルギーいっぱいに過ごしたことが、作品の栄養分にも

なっているようで、とても嬉しく誇りに思います。

あらためて、本当におめでとうございます。

今後ますますのご活躍を期待しています。

視聴覚 【学習指導部】第2回「名作を楽しむ会」

中間考査最終日に行われた第1回「名作を楽しむ会」に引き続き、

夏休みを前に第2回「名作を楽しむ会」が行われました。

今回の作品は『舟を編む』(2013年・日本)。

2012年本屋大賞に輝いた三浦しをんさんのベストセラーを映画化した作品です。

真面目な主人公の青年が、辞書編纂の仕事を通して、周囲の人と関わりながら

大きく成長していく、笑いあり、涙ありの感動作でした。

  

キャッチコピーは「マジメって、面白い。」「一生の仕事。愛する人たち。そして言葉。大切にする。全力で。」

 

1人でも多くのみなさんが「厚みのある人間力」を育むべく、

今後も1つでも多くの「名作」に出会えるよう、今後もこうした企画を続けていきます。