あかいらか

2018年3月の記事一覧

海外派遣プログラム参加者による成果報告会

 終業式の後に、昨年、県で実施した「グローバルリーダー育成塾海外派遣プログラム」に参加した2年生の成果発表会があった。密度の濃い研修であったことをうかがわせる報告会であった。この事業は、県内の高校生50名が、著名な講師による講演などの事前の研修会を重ね、秋にアメリカのハーバード大学などに派遣するもので、真のグローバルリーダーを育てるものである。実は、私は、数年前に引率でこのボストンへの派遣に同行したことがある。現地の大学教授の英語の講義に、鋭い質問を英語でする高校生の姿に、感動したことを覚えている。これまで派遣された方のOB会を組織しようとしたが、多くの者が海外留学や遠方でのボランティアなどで飛び回っており、連絡を取るのに苦労した覚えがある。他の高校生とのネットワーク、得難い海外での経験、県の費用での派遣であり、毎年かなりの倍率になるのもうなずける。これまで熊高生もたびたび派遣されているが、来年度も是非、多くの者がチャレンジして欲しいと思っている。

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浪人することになった諸君へ

 数日前、校長室をノックする生徒があった。卒業式を控えた3年生で、大学受験に敗れ浪人が確定したという。以前の校長講話で、私自身の浪人経験を語ったのを覚えていてアドバイスを求めに来たのである。メモ用紙を持参で神妙に耳を傾ける姿に、並々ならぬ決意を感じた。校長室をノックするまでには相当の勇気が必要だったろう。1年後に大きな実を結ぶことを願った次第である。
 他の多くの浪人生に校長として少しアドバイスを贈る。私の経験からのことで、個人差があろうが、吸収できる部分はあると思う。浪人生諸君の状況を平昌オリンピックで惜しくもメダルを逃した選手に重ねてみたい。4年後のリベンジを目指しできることは何か。まず、敗けた原因の分析、4年間の強化計画の立案、そのための環境づくり等。生徒諸君で言えば、学習方法、予備校等の学習環境、1日、1週間、1か月の時間配分などの再検討、年間計画などである。そして、後輩(現役生)の追い上げも厳しいものがある。必死に努力しても、4年間で競技力が向上するとは限らない。受験生も同様、学力向上には忘れる部分を上回る学習が必須である。さらに最も怖いのはモチベーションの維持である。体力の限界まで自分を磨くためには、何より強い精神力が必要で、スランプに陥った際の過ごし方が重要なカギである。私にとっては、親にこれ以上迷惑をかけたくないという気持ちが最大のモチベーションであった。是が非でも1年後に結果を出さなくてはならないという強い気持ちが、怠けそうになる気持ちをリセットすることにつながった。毎日、淡々と決めた時間に決めた量の勉強を続ける。思うように成績が伸びなくても、焦らずペースを守り、強い意志で続ける。生徒諸君にとって、何が受験勉強の動機となるか。ライバルの存在、敗けた悔しさ・・・いろいろあろうが、1年は長いようで短い、足踏みしている暇はない。前進あるのみ。1年後の成果に期待したい。卒業おめでとう。

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旅立ちを前に

 トップページでお知らせしていますが、明後日14日(水)は本校全日制の卒業式です。
 3年生は大学受験のため家庭研修となっていて2月以降学校に登校していませんでしたが、いよいよ明日は卒業式予行等のため久々に登校してきます。久しぶりに担任や友人に会ったりして、受験結果にまつわる話などを含め話が盛り上がるのではないでしょうか。
 一方で先週の10日までに国公立大学の前期試験の合格発表が一段落しました。報告によると昨年に引き続き東京大学への合格者(浪人生)が出ました。現役生でも国公立大学や私立大学への合格の報告も聞いています。実は本日(大学によっては明日)は国公立大学の後期の二次試験日になっていますので現役および浪人生の諸君の中で最後まで頑張っている者がいるのも事実です。ぜひこの頑張りが実を結びさらに多くの合格者が出てきてほしいと願っています。
 さて卒業式の話題に戻りますが、現段階の天気予報によりますと、卒業式当日は晴れの予想です。晴れの舞台ですから予報通り天候も晴れてほしいものです。また、トップページにおいてもお願いしていますが、諄いようですが、お車だけはご容赦ください。よろしくお願いいたします。
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