2016年2月の記事一覧
熊高ゼミ
本日は、「7つの習慣」はお休みです。話題としましては、本日の埼北よみうり3ページに、先日行われた『熊高ゼミ』課題研究発表会の記事が掲載されました。
記事の内容ですが、生徒が来場者に発表している写真付きで「熊高ゼミ」を取り上げていただいています。と同時にSSH研究成果発表会も取り上げていただいており、発表会全体の流れがわかっていただけると思います。
特に、「熊高ゼミ」については、1年生全員が個々に課題に取り組み、この発表会の中で一人ずつ発表していますので、自分なりに発表する力をつけています。これは、今話題のアクティブラーニングの実践ともいえると思います(これも以前述べましたが)。
来年度も一生懸命取り組んでもらえると思います。
7つの習慣PARTⅣ
本日は、第4の習慣についてお知らせです。第4の習慣は、「Win-Winを考える-人間関係におけるリーダーシップの原則-」です。
西田先生が言われるには、人間関係には六つのパターンがあると、それは、
1 Win-Win(自分も相手も勝つ。それぞれの当事者が欲しい結果を得ること。)
2 Win-Lose(自分が勝ち、相手が負ける)
3 Lose-Win(自分が負けて、相手が勝つ)
4 Lose-Lose(自分も負けて、相手も負ける)
5 Win(自分だけの勝ちを考える。相手のことは考えない。)
6 No-Deal(合意に至らないために、関係を中止する。)
の6パターンです。
この詳細をお知らせしたいのですが、紙面の都合で難しいです。しかし、この部分はとても重要なことが書かれています。特に、西田先生が詳細に記述されているのは、2のWin-Loseの関係です。
さわりだけ触れてみます。2 Win-Lose
『現実に、多くの人々はWin-Loseという概念で生活しています。リーダーシップスタイルで言うならば、これは、「あなたは満足しないかもしれないが、私はこれがいいと考えている。私の言う通りにしなさい」という独裁的なアプローチを生み出さす考え方です。Win-Loseを考える人は、地位・権限・資格・強引な個性を使い、自分の意見を通そうとする人間です。あたかも、自分の考え方、意見は常に正しいといわんばかりです。』とあります。
このような人は、世の中にたくさんいるようですね。今の世の中は、こんな考え方に毒されているような気もしています。
しかし、西田先生は、Win-Winの関係を推奨します。当然だと思います。生徒にもこのような関係をしっかり学んでほしいと思います。本日はさわりだけですみません。
7つの習慣PARTⅢ
ここで、西田先生は、自己管理を行うことについて、次のように表現しています。
「人間は、自覚、想像力、良心、そして自由意志という四つの特性を持っていますが、自己管理を可能にするのは自由意志です。
自由意志は意思決定をし、その決定に沿って行動する力です。周りの環境に作用されず、自分の描いたビジョンを主体的に実行に移す能力です。そして、自由意志の成長の度合いは、「誠実さ」によってはかることができます。誠実さとは、自分の約束や決意を守る力であり、公言と行動を一致させることでもあります。」
昨日も触れましたが、大学受験においては、自分の力を信じるしかありませんが、先生の指導の他に、保護者の意見、あるいは予備校や塾の意見など、自分以外の考え方を聴くことが多いと思います。
ただ、やはり最後は自分の意思を貫く姿勢をもって大学受験に臨んでほしいと考えています。明日は、いよいよ国公立前期試験です。受験生の健闘を祈ります。
7つの習慣PARTⅡ
ここにそのすべてを記載することは、内容が膨大なのでできません。そこで、西田先生がまとめられたもの(論点整理)を記載します。
①「自己リーダーシップの原則」に基づいて生活する。すなわち、昨日までの自分を知り、現在の自分を知り、そして3年後、5年後、10年後に自分が望む人生はいかなるものか、目的地をはっきりさせて生活すること。目的が明確でないと、成長することも幸福になることも難しい。②知的創造と物的創造を理解する。すなわち、目的を持って始め、目的を効果的に達成できるように行動すること。
さらに続きがありますが、長くなっていしまいますのでここでストップです。私が思うに、たとえば①について考えると、大学受験に際して、現役合格にこだわりすぎて、自分の目標とするところを見失ってしまっている生徒がいる、ということもこれに通ずる気がしています。
目標の大学に現役合格し、さらに勉学に励み目標とする職業に就くことができれば、これ程幸せなことはないと思います。ただ、そんなにうまくいかないのが人生でもあります。だからこそ、目標を定め脇目も振らずに進んでいってほしいと思うのは私だけではないと思います。3年生も、いよいよ2月25日から国公立前期試験が始まります。健闘を祈るのみです。
7つの習慣PARTⅠ
まず、第1の習慣ですが、これは、「主体性を発揮する-自己責任の原則-」とあります。内容としては、『自立していくための第1の習慣が”主体性を発揮する”です。この習慣が身に付かなければ、他の習慣を身に付けることはできません。これが一番はじめに来ます。』とあります。
続けて、『主体性を発揮することが、自らの成長の第一歩です。自分の人生を自分で引き受ける気持ちがなくて、何ができるのでしょうか。問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題なのです。』
とあります。
さらに、『主体性を発揮することには、二つの意味があります。一つは、自分の人生に責任を持つことです。二つ目は、運命(人生)は変えられるという姿勢を持つことです。』とあります。そうです、自分の人生は、人が決めるものではなく、やはり自分で決めるしかありません。その時点が、いつなのか。高校生なのか、大学生なのか、あるいは、社会人になってからなのか、人により、また、その人の周りにいる人により、考え方、感じ方が異なるでしょう。
でも、いずれかの時期には、自分で責任を持たなくてはなりません。本校は、3年間の教育の中で、三本の矢(学業・部活動・学校行事)に全力で取り組むことにより、自己責任や主体性を身に付けさせていると自分では考えていますし、生徒は全力で頑張っています。
7つの習慣
この「7つの習慣」は、スティーブン・R・コヴィーによって書かれ1996年に出版された書籍で、原著の初版は1989年だそうです。この本をもとに、西田先生は病院の職員を対象に研修をされ、現在の病院の組織的な取り組みを築かれたとお話しされました。
さて、「7つの習慣」とは、第1の習慣 主体性を発揮する、第2の習慣 目的を持って始める、第3の習慣 重要事項を優先する 【自立】-私的成功 第4の習慣 Win-Winを考える、第5の習慣 理解してから理解される、第6の習慣 相乗効果を発揮する 【相互依存】-公的成功 第7の習慣 刀を研ぐ、とあります。
この「7つの習慣」について、西田先生の書かれた書籍をもとに、これから少しずつ紹介していこうと思います。本日は、これまで。
学校評議員会・学校評価懇話会
評議員の皆様から、生徒が生き生きとして授業に臨んでいる、生徒が積極的に活動しているなどの感想がありましたが、以前のような破天荒な感じのする生徒ではなく、まとまりのある生徒が増えた印象がある、との感想もいただきました。
また、進路指導については、第1志望達成を目指して頑張って欲しいという意見がある中で、生徒自身の意欲が落ちてきているのではないか、というご指摘もいただきました。
その後、学校評価懇話会では、生徒も参加し意見交換を行いました。リーダーシップの育成は、まず自己リーダーシップを育成すること、自己マネジメントを育成することではないか、さらには、最近感じていることとして、人のせいにする人が増えているが、これでは自分が成長できない、という意見や、人の信頼に応え続けることがリーダーなのではないか、などといった意見をいただきました。
参加した生徒は、委員の皆様の意見をお聞きして、大いに刺激を受け、これからも一生懸命やりますと答えていました。委員の皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました。
地学公開授業
埼玉県の地学分野では、小幡先生は第一人者として生徒への教育だけでなく、たとえば長瀞にある自然史博物館のパレオパラドキシアの化石の発掘に携わるなど、埼玉県だけでなく日本の地学界への功績は多大であります。
先日も、SSH地学野外実習の事を書きましたが、小幡先生は、「秩父まるごとジオパーク推進委員会」の運営委員でもあります。地学にかける情熱は並大抵のものではありません。そういう方ですので、本日は、県内の地学教員が15名ほど公開授業に参加され、授業後は小幡先生を囲んで研究協議をされました。
5年ほど前から教職員の大量退職が報道されておりますが、若い先生方に小幡先生のような方のノウハウを如何に継承していけるかが大きな課題となっております。そういう意味でも本日のような公開授業や研究協議は大切なことと考えます。本日は大変有意義な一日となりました。
心肺蘇生法講習会実施
旬熊にも掲載されていますが、本日そして明日の2日間で、1年生全員に体育の授業を利用して心肺蘇生法講習会を行っています。この講習会は講師としてクレーマージャパンの職員の方に来ていただき、毎年1年生を対象に実施しています。2クラスもしくは3クラスが同時に2時間の中で講習を受ける形態をとっています。
まず講師の方が説明をされていました。倒れている人がいたとき、どのように対処したらよいか。周りに助けを求める、人工呼吸のやり方、状況に応じてAEDを取ってきてもらい、実際にその操作をどのようにしたらよいかなど、丁寧に説明をしてくださり、生徒たちも真剣に聞いていました。
その後は、生徒たちがグループに分かれて、講師の方の説明をもとに、救助される側と救助する側と交代で、人工呼吸やAEDの使い方など実演をしていました。
本校は、40キロハイクや臨海学校、クロスカントリー、各種スポーツ大会など体育的な行事も数多くあります。また、日常生活においても、いつ何時救急の事態に遭遇するかわかりません。いざというときに備えるためにもこのような体験をしておくことは大切です。
また、生徒だけでなく教職員も同じような講習を受け、万が一の時に備えています。
熊高ゼミ「サイエンスダイアログ」を実施
1年生全員ということではなく、熊高ゼミの理科分野の選択者に対して行う講義です。そのため、単に英語の授業というものではなく、各分野の専門の講義であり、テクニカルタームを知らないと理解できません。私も少しお聞きしましたが、難しいものでした。
講師は、物理、化学、生物、地学と4つの分野から、それぞれ専門家の方をお呼びしました。物理分野は、電気通信大学のSafda ALI博士、化学分野は、産業技術総合研究所のThierry N.FOUQET博士(同行者 佐藤 浩昭先生)、生物分野は、東京医科歯科大学のHermina NEDELESCU博士、地学分野は、京都大学防災研究所のAlexandros-Panagiotis POULIDIS博士の4名の方々でした。
それぞれの講義の内容をお知らせすることはできませんが、生徒は、1時間英語漬けの講義でとても刺激を受け、また1歩成長できたものと思います。