2017年2月の記事一覧
大学生と一緒に進路を考える授業
31人もの大学生が、学部学科など分野ごとに分かれていますので、一人の受け持つ人数は、数名から多くても20人弱といわゆるゼミ形式での授業でした。
大学生からの話は、「大学を好きか嫌いかで選んでよいのか」「生物が好きなら何を選ぶか?例えば、理学、農学、水産学???」いろいろあります。というような話から、大学4年間で、「自分の軸を持つ」、「失敗してもくさらない」、「「勉強したいな」と思った瞬間を大切に」などの話もありました。
中でも、経済学と経営学の違いについて話していた大学生が、「もっと自分としても勉強しておけばよかった」ということを話してくれました。それは何かというと、バックグランドとしての数学や世界史が必要という意味で、「経済を勉強する上で微分や積分が必要になる、そのためには高校時代に数Ⅲ、数Cまできちんとやっておけばよかった。今は青チャートで勉強している。」
もう一つが、「いろいろな人と会話するときに、世界史が必要であることが分かった。これも高校時代にしっかり勉強しておけばよかった」とも言われていました。
文系だから数学・理科はいらないとか、理系だから社会(地歴公民)はいらないとか、短絡的に考える生徒がいます。将来のことを考えれば、本校のように様々な教科・科目を学習することが必要だと思います。本日の大学生の話を大いに参考にして自分の進路を真剣に考えてほしいと思います。
国公立大学前期試験
センター試験の結果のことは忘れ、この2次試験に集中してください。「賽は投げられた」です。朗報を待っています。頑張れ受験生!
保護者の方も気が気ではないかと思いますが、「泰然自若」でお子さんを信じて待ちましょう。
企業版ふるさと納税
少し遅れてしまいましたが、熊谷市で始めた「企業版ふるさと納税」、寄付の第1号として、企業や医院などを経営する熊谷高校應援團OB4人の方が「ラグビーによるまちづくり」事業に計40万円を寄付されることになったということが新聞報道されました。
本校は、当然のことですが、熊谷市の出身者が多く、その多くの方々が大学卒業後地元を中心に働いていらっしゃいます。しかも應援團の方々は、以前から校内の野球部などの部活動の応援だけでなく、うちわ祭りなど地域の活動にも参加されています。
今回の企業版ふるさと納税では、報道によれば、第41代応援団長の大東春洋(高38回昭和61年卒)氏が、「ラグビー関係はもちろん、それを通じた市の活性化に役立ててほしい」と述べられています。
本当に素晴らしいことです。企業版ふるさと納税はまだ認知度が低いようですが、その意味でも本校のOBの方の素早い対応には頭が下がります。
再来年(2019年)に日本で行われるラグビーワールドカップの会場の一つが熊谷のラグビー場です。本校の出身者をはじめ埼玉県出身の選手がラグビーワールドカップ日本代表選手に選出され活躍されることを期待しています。
「歓喜へ」
「歓喜へ」は、本校出身のJリーガー山岸範宏氏(高49回平成9年卒)が書かれた本の題名です。本日、本校サッカー部顧問の高田先生から山岸氏本人のサイン入りの本をいただきました。
今日の今日で全部は読めていませんが、内容を少し紹介致します。序章から第1章、第2章、・・・、第6章の座談会まであります。第2章では、なぜ「守護神」を目指すことになったのか、としてサッカーを始めた小学校1、2年生の頃から、中学校時代、そして熊谷高校時代、教員を目指そうと体育学部のある大学への進学、など自分の歩んで来た道が詳しく書かれています。
熊谷高校のくだりを紹介します。「進学した県立熊谷高校は進学校だった。当時は県南部では浦和高校、北部では熊谷高校が学力1位だったと聞いたことがある。中学時代の成績は良いほうだったが、熊谷高校に入れたのは入試直前の追い込みのおかげだと思う。」
当時は、推薦入試と一般入試がありました。山岸氏は残念ながら推薦入試では不合格になったために一般入試を受けられたとか。推薦入試から一般入試までの1か月間は、家庭内でもテレビを撤去するなど大変だった様子が書かれています。
その後の大学生活やプロからの誘いと教員への夢なども書かれていて、今の高校生や大学生の中にもこのような悩みを持っている人が大勢いると思いますので、是非一読していただければと思います。プロになるのは生易しいものではないことがよくわかる著作です。
石原小学校演奏訪問
本日の6時間目には、音楽部が石原小学校を訪問し合唱を披露しました。例年、全校生徒が集まるのですが、今年度は3年生から5年生の児童が対象でした。熊谷高校の校歌に続いて石原小学校の校歌を歌いました。男声合唱のコーラスで歌われた自分たちの校歌に児童たちは聞き入っていました。音楽部員の中に石原小学校出身の生徒がいましたので、自ら後輩たちに挨拶をしました。彼も小学生の時に、熊高音楽部が訪問演奏してくれたそうで、今日合唱を聴いた児童の中に将来の熊高生がいるのかもしれません。海の唱歌メドレー、津軽じょんがら節、旅立ちの日に(ア・カペラ特別版)を披露して、訪問演奏は終了しました。児童たちの記憶に残る演奏だったと思います。
同窓会総会
午前中に役員会がありますが、多くの方は総会からの出席となります。総会は、くぬぎ会館3Fで行います。その後の講演会ですが、今回は「熊谷探偵団」代表の米山 実氏(高12回卒、元埼玉県教育局管理部長)にお願いしてあります。
講演題は『「坊ちゃん」「田舎教師」のモデルについて』です。米山氏には、昨年度に現2年生に『「坊ちゃん」のモデルと熊谷』という題で講演をしていただきました。この赤甍でも紹介させていただきましたが、米山氏のお話はとても含蓄のあるお話なので是非同窓生の方にもお聞きいただきたいと思います。
その後、懇親会もありますので多くの同窓生のご参加をお待ちしています。
プロ野球選手
武蔵ヒートベアーズは、熊谷市を本拠地とする株式会社埼玉県民球団です。一般にBCリーグと言って、現在このリーグに10球団が所属ししのぎを削っているということです。年間72試合があり、そのうち県内で半分の36試合が行われます。
熊谷のさくら運動公園野球場では、36試合のうちの12試合が行われ、今年の熊谷での開幕戦は4月9日(日)13時試合開始だそうです。BCリーグの開幕戦は前日の4月8日(土)となっています。
富田君は、埼玉大学野球部のキャプテンで4番、キャッチャーという重責をこなしていたそうです。将来のプロ野球選手を目指して武蔵ヒートベアーズに入団したのではないかと思います。純粋な熊谷市出身の選手はあまりいないとのことでした。
このリーグで活躍しNPB(日本プロベースボール)のドラフトにかかる選手もいるとのことです。富田君も「レギュラーになれるよう頑張りたい」と抱負を述べてくれました。
以前、東京大学出身のプロ野球選手が話題になりましたが、富田君もそのような選手を目指して頑張ってくれるものと思います。ぜひ皆さんで応援をしていきましょう。
生徒対教員
本校では、1年生から3年生まで体育の授業の中で様々なクラス対抗戦があります。ここで優勝したクラスが教員チームと対戦します。先生方も若手が増えたこともあり先日のラグビーでの1年生との対戦やその前のサッカーでの3年生との対戦など、今年は教員チームが負け知らずでした。
こういうことが普通にできる学校はそう多くはありません。生徒と先生が本気でぶつかれる学校です。素晴らしい学校だと思います。
平成29年(第69回)書きぞめ中央展覧会
お知らせが遅くなってしまいましたが、平成29年(第69回)埼玉県書きぞめ中央展覧会が、1月28日、29日に加須市立花崎北小学校の体育館を使って行われました。
この展覧会はご存知の方も多いかと思いますが、小学生、中学生、高校生の作品が一堂に並ぶ大きな展覧会です。今回は、小学3年生から6年生で1、229点、中学1年生から3年生で789点、高校1年生から3年生で1、064点、総合計3、082点の作品が出されました。
本校の生徒も書道部の生徒を中心に、書道の授業を受けている生徒にも声をかけ出展したと聞きました。高校生の場合、用紙が半切というかなり大きな用紙(135cm×35cm)なので、なかなか書ける生徒も多くないということです。
この展覧会では、知事賞、県教育長賞、さいたま市長賞、さいたま市教育長賞が、各学年ごとに一人ずつなので、全部で40人が受賞されます。さらに書道教育連盟賞(書教連賞)が全体で54人となっています。ここまでが特別賞と区分けされています。
本校の生徒は、その次の推薦賞を2年生の荻原 駿君が受賞しました。推薦賞までで全体の1割が受賞しています。逆に言えば、荻原君は全体の1割に入ったということになります。他に特選賞(全体の3割)が1年生4名、2年生1名、優良賞が2年生2名でした。
運動部だけでなく文化部も頑張っています。
科学対話
旬熊に掲載していますが、昨日は1年生の「熊高ゼミ」の科学分野の選択者に「サイエンスダイアログ」を行いました。旬熊に掲載されている通りです。
この授業は、「国際的に活躍する研究者による英語を用いた科学・技術に関する講義を聞き、自然や科学に対する考え方等の違いに気づき、コミュニケーション力や表現力、語学力の向上とともに、国際的な視野を広げる」ことを目的としています。
自分も化学分野の方の講義に参加しました。講師は、現在東京工業大学で研究をされているDavid C.FABRY博士でした。博士は、ドイツ出身で、1987年生まれの30歳になろうとする若手研究者です。
1時間すべて英語でしたので、自分はほとんど?でした。ドイツの方ですが、英語は、発音もきちんとしていてとても聞きやすかったという印象です。中身は専門的な事でよくわかりませんでしたが、光合成やグルコースの話などが出ていたかと思います。
生徒は、専門的な話は難しかったようでなかなか質問ができませんでしたが、将来は大学でもこのような授業を受けることが多くなるとともいます。今のうちから経験しておくことはとても大事なことです。とても良い時間が過ごせたのではないかと思います。